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飛び出せ! 紅宮 隆星
時は来た。
くすぶっていた心が叫ぶ。
押し込めていた心は限界に来た。
誰にも見つからないように準備をして来た。
あとは時を待つだけになっていた。
そう、時が来たのだ。
足を伸ばし、体を動かす。
どこへ向かうのか。何をするのか。
それは心が知っていることだ。
そうだろう?
さあ、深呼吸をして。
走り出せ。
飛び出せ、心のままに!